Vol.18
「木で住まいの居心地を追求する」という意味を込めた、三菱地所ホームによる空間木質化コンセプト「KIGOCOCHI(キゴコチ)」。その第1弾となるマンションリノベーションのショールームを訪ねた。
三菱地所ホーム KIGOCOCHIショールーム
(神奈川県横浜市)
ヒノキ合板で木質化マンションリノベ
木の塊「コア」で空間を仕切る
デザインはトラフ建築設計事務所(東京都品川区)が監修。手を触れるところのほとんどが木だ
大木のようにも見える「キッチン・家事・スタディスペースのコア」。庇には全館空調の吹き出し口も付いている
「三菱地所のリフォーム」みなとみらいリフォームショールーム内にある「KIGOCOCHIショールーム」。玄関を入ると、ヒノキの香りに包まれ、壁天井が木の「トンネル」に出迎えられる。想像以上に木がふんだんに使われ、木を感じられるショールームだ。
70平米の空間に、国産ヒノキ合板で構成される木の塊「コア」を3つ挿入し、各空間を生み出しているのが特徴。夫婦+小さい子どもの3人家族を想定し、寝室、玄関、キッズルーム、キッチン、書斎、水回り、リビング・ダイニングがゆるやかにつながる。
入口のトンネルを含む「玄関・寝室のコア」では、寝室は小上がりで下部は収納になっている。ユニットバス、洗面、サウナを内包するのが「水回りのコア」。リビングに面した外側には、木の洞穴のようなソファベンチがくり抜かれている。

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