マルコシ(広島県広島市)が高齢者向けのリフォームや不動産売却仲介などのサービスを強化している。
同社のエリア1万9000世帯のうち28%が高齢者の住む世帯。そのため、近年、住宅のバリアフリー化などのリフォームに加えて、不動産に関する相談が増加した。
「『施設に入るので住宅を処分したい』など、ご年配のOBからの悩みに応えるため、不動産免許を取得して4月から仲介事業を開始しました」(木原淳社長)
そういった中で5月16日に行った自社イベント"オレンジフェスタ"には、60~70代のOBを中心に165人が来場した。最も注目が集まった催しは、年配客向けの医療、保険、相続に関するミニ講座だった。100人以上が聴講し、様々な相談をした。

年配客向けミニ講座には100人以上が聴講した
イベントの売り上げ見込み3000万円。このうち介護に関するリフォーム案件が1500万円程度と不動産の売却仲介の案件が3件寄せられた。
「イベントの中での住設の紹介やセミナーの講師もすべて自社の10人のスタッフが行っています。地域の方と信頼を深めることが目的。より多くの相談を受けられればと思います」(金本和宏工務課長)
同社の今期年商は3億3000万円の見込み。

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