リフォーム産業新聞調査による2015年版の「住宅リフォーム売上ランキング」が出そろった。600社のトップは積水ハウスグループ。9年連続1位だった住友不動産グループを抜き、業界地図が大きく塗り替わった。
トップ10の伸び率98%
新築戸建ての王者がリフォーム業界でも王者に―――。
積水ハウスは前年比107%の1341億円を売り上げ、初の1位になった。200万戸超といわれるストックへのリフォーム強化と積極的な新規開拓が功を奏した。
一方、「新築そっくりさん」を武器に拡大を続けてきた住友不動産グループは93%の1205億円。大型リフォームの売上高が低迷した。
前回1000億円の大台に乗った積水化学工業グループは横ばいの1059億円にとどまったが、3位をキープ。4位の大和ハウスグループは、前年比105%の916億円と、いよいよ1000億円が見えてきた。
前回の調査は消費増税の駆け込み需要を取り込み、トップ10社の売上高の前年比伸び率は116%だったが、今回は98%とマイナス成長になった。消費税増の反動を色濃く受けた。
また、売上高10億円以上で前年比について回答した120社の前年比の平均は104%。売上高30億円以上の46社の平均は97%と、上位企業が苦戦した傾向が伺えた。
【調査概要】
「住宅リフォーム売上ランキング2015」は各リフォーム事業者へのアンケート、取材、第三者機関による調査データ等を元に数字を集計した。売り上げの数字は、2014年9月~2015年8月までの間の各社の決算月に応じた数字となる。 掲載はリフォーム売上高が5000万円以上の会社とした。
ニッカ、OKUTAともに15%増
ナカヤマ、300億円超え維持
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