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50件のシェアハウスを企画し、5棟の既存ビルをリノベーション、コンバージョンしてきたRバンク(東京都渋谷区)。その実例の中でも特徴的な「東京コミュ+(プラス)」を紹介する。
東京コミュ+
元は社宅だった3、4階は一般賃貸住宅として利用。その際、間取りは2DKから1Rもしくは1DKに変更した。広さは30~33平米で、家賃は共益費込みの9万5000円。1階の店舗部分は、そのままテナントとして使用している。
「東京コミュ+」は、山手線西日暮里駅から徒歩9分にある築約50年の5階建てビル。元々は社宅とオフィス、店舗、オーナー宅の複合施設だった。ある企業が住宅として利用していた3、4階の社宅が空き家になったことをきっかけに、シェアハウスと一般賃貸、店舗にコンバージョンした。
広さ50坪の元オーナー宅だった5階部分は、シェアハウスに改装。最大の特徴は男女共用のシェアハウスであること。内訳は女性用4部屋、男性用3部屋。バスや洗面を男女で完全に分けるなど、ゾーニングをきっちり行うことでトラブルの防止を図った。部屋数は、間取りを5LDKから7LDKに変更することで確保。各部屋の広さは6~9畳ほど。家賃は5万8000円~6万5000円で、共益費は1万3000円。入居者は20代後半~30代前半の男女。
「他のシェアハウスよりも家賃は5%ほど高いですが、1カ月で満室になりました。小規模の男女共用シェアハウスが少ないことや、男女のゾーニングがしっかりしていることが人気の理由だと思います」(鈴木学取締役)
2階は自由に楽器を演奏することができる「音楽の家+」として生まれ変わらせた。オフィスだった100坪の空間を、広さ25~35平米の賃貸住宅7戸にコンバージョン。開口部の少なさを生かして防音工事を実施した。

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