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ファッションブランドとコラボした「女子向け」リノベーション住宅が登場した―――。プロデュースはリフォーム済み物件のオンライン紹介サイト「カウカモ」を運営するツクルバ(東京都目黒区)と、「アングリッド」という女性ファッションブランドを運営するマークスタイラー(東京都渋谷区)。さらに中古マンションの買取再販事業を手掛けるフージャースコーポレーションが仕入れ・企画担当として参画。3社は「ファッション」という視点から築古物件を再生した。5月下旬に一般公開する話題の物件だ。
個室からリビングの風景。室内窓を設けることで空間を広く見せる
「自撮り」「SNS」好き女性向けリノベ
「『ファッション好きでSNSを活用している女性が欲しい家』、これがコンセプトです」。こう話すのはツクルバで設計を担ったプロジェクトクリエイティブディレクター、若菜五月氏。今回のリノベーション物件のターゲットはファッションとSNSが生活の一部となっている女性だ。物件には随所にその仕掛けがある。
最もユニークなのは玄関を入ってすぐのスペースに、自分の全身のファッションコーディネートが自撮りできるスペースを作ったことだ。ファッション好きな女性の間ではSNS「インスタグラム」や「WEAR」などに今日のコーディネートをアップする投稿が定番になりつつある。自撮りスペースには全身鏡が立てかけており、スマホのカメラアプリを立ち上げ、鏡に映った自分をパシャリ。床は土間のため、靴まで含めて撮れるようにこだわった。
ファッション好きにはたまらない、自分のコーディネートを自撮りでき るスペース。鏡に映った自分を撮影して、そのままSNSに投稿して、仕事や遊びに出かける、こんなライフスタイルの女性がこの物件のターゲットだ
そしてもう一つがお気に入りの服を飾れるスペースを用意したこと。「買ったばかりの一着やお気に入りのバッグや靴をディスプレーできます」(若菜氏)。玄関を上がって廊下を進むと、左手のガラス窓越しにそのスペースがあるため、さながらアパレルショップのショッピングウインドウのようだ。

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