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ユウト、スナックが外国人向けゲストルームに

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ユウト、スナックが外国人向けゲストルームに

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 東京23区で唯一「消滅可能性都市」の宣言を受けた豊島区。区内にある椎名町で、築古物件をリフォームした外国人向けゲストルームが誕生した。これを手掛けるのが、このような空き家利活用プロデュースを行うユウト(同)。かつての賑わいを、空き家リノベーションで取り戻そうと活動する取り組みを取材した。

ユウト 1階のスナックの壁には、友禅染の模様をデジタルプリントしたアートボードを掲げた1階のスナックの壁には、友禅染の模様をデジタルプリントしたアートボードを掲げた

「当時は渋谷センター街のようだった」

 「スナック『エリート』のママさんが引退するらしい。相談に乗って上げられないか」

 ユウトの長田昌之社長がその話を聞いたのは、2017年初旬。そのお店は、西武池袋線「椎名町駅」から徒歩10分、木造2階建ての1階部分にある。スナックのママである西園さんは80代で、お店を40年以上切り盛りしてきたが、体力の限界を感じて引退を決意した。

 ユウトは4年前に設立。長田社長祖父が所有していた築60年以上の木造賃貸アパートを改修し、シェアハウスにするなどの事業を行ってきた。これまで町内会活動や地元の祭りへの参加を通じて、少しずつ地域での信頼を得て、昨年あたりから地域住民の空き家に関する相談も受けるようになってきた。

 「『この辺りの商店街は、40年前は渋谷のセンター街のような賑わいだった』とお年寄りたちは言います。商店街の入り口にあるこの店を再生することで、商店街に活気を取り戻せるのでは、と思いました」(長田社長)

スナックは、ユウトが営業。地域住民の憩いの場に、2階のゲストルームにも友禅染の壁紙を貼ったスナックは、ユウトが営業。地域住民の憩いの場に(上)
2階のゲストルームにも友禅染の壁紙を貼った(下)

友禅、提灯でおもてなし

 長田社長が企画したのが、1階のスナックの業態は変えず、住居として使っていた2階部分を外国人旅行者向けのゲストルームにすることだった。

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