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【ホテル大改修】
2020年、政府は海外からの観光客を4000万人へと増やす方針だ。圧倒的にホテルが足りない。新築もありだが、余っている建物をリノベーションすることでもホテルは作れる。今後、宿泊施設の改修は大きな産業になる。
宿泊客と賃貸居住者、地域住民が自由に使える広大なロビー空間
1階はホテルのロビーに
賃貸住宅の一部の部屋をホテルにリノベーションするという、異例の建物が福岡に誕生した。手掛けたのは買取再販事業の大手インテリックス(東京都渋谷区)。その物件「montan HAKATA」は、1987年に建てられた9階建ての元ワンルーム賃貸マンション。
3年前に同社が一棟丸ごと取得し、収益用物件として運営していた。一昨年の12月に一部の部屋をリノベーションしてホテルに。昨年10月25日には客室と住戸が同じフロアに混在する「ホテル&レジデンス」というユニークな建物に再生された。
1階部分は、ホテルのロビーとマンションのエントランスを兼ねる共用部分として大幅な改修を実施した。かつてのエントランスと駐車場、ロータリーの一部は丸ごと、コミュニティスペースを備えた広大なロビーへと生まれ変わった。
宿泊客も意識して、エントランスのデザインにもこだわった
現在、2階と3階は客室のみ、4~6階は客室と賃貸住戸のハイブリッド、7~9階は住戸のみのフロアに設定。全94室中48室が客室となっている。6階までの住戸は賃借人が退去し次第、順次客室へとコンバージョンしていく予定。将来的には2~6階までに60室を設ける計画だ。

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