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第35回住まいのリフォームコンクール 特別賞受賞、後藤組設計室「麦焼処麦踏」 史跡に立つ空き家をパン屋に改修
・空き家を改修してできたパン屋がリフォームコンクールで受賞した
・物件は史跡に立つ築70年の空き家で、縁側を生かした仕上がりになった
・後藤氏は「空き家活用がサステナブルな社会作りに繋がる」と話す
麦焼処麦踏
神奈川県片浦に、史跡に立つ空き家を改修してできたパン屋「麦焼処麦踏」がある。特徴は吹き抜けがある明るい空間の売り場や、大きなツバキやキンモクセイの木が見える縁側だ。縁側では購入したパンを食べることができる。建物面積166平米、改修面積73平米。工事費は800万円。手掛けたのは後藤組設計室(神奈川県川崎市)だ。同物件は公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターが主催する「第35回住まいのリフォームコンクール」コンバージョン部門で公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター理事長賞を受賞した作品。後藤智揮氏に同プロジェクトについて詳しい話を聞いた。
Before:築約70年の空き家。改修前は薄暗くカビ臭かった
After:カウンターはパン職人の宮下純一氏が知り合いの農家からもらったもの。人気商品はバターロール。「表彰式の日にはパンを持ってきてもらいました」(後藤智揮氏)
縁側がある日本家屋のパン屋
同物件は千利休の茶室「天正庵」跡に立つ築約70年の空き家を改修した。改修前は長く使われずカビ臭かったが、吹き抜けを設けて南側の高窓から光が降り注ぐ明るい空間の売り場に。2階の床を抜き、梁を現しにした。また、床を抜くことで南側から北側の窓に風が抜けていく計画だ。
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