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・アートアンドクラフトは、新たなライフスタイルを提案したリノベを物件を紹介
・夫婦に限らず親子やカップル等、「ふたり」の関係性を想定したリノベ
・ボウルを二つ並べた洗面台等、細かな工夫
リノベトレンド ~多様化する「ふたり」のリノベ (1)~
多様化する「ふたり暮らし」に応えるリノベーションが増えている。家に住む人間同士の関係性はさまざまだ。従来の家族像に縛られないライフスタイルを提案するリノベーション物件を3つ紹介する。
ふたりで空間を自由に定義づけ
アートアンドクラフト(大阪府大阪市)が手がけたリノベーション再販物件「クラフトアパートメント桜ノ宮」は「ふたり暮らし」をテーマにしている。夫婦に限らず親子やカップル、兄弟姉妹、友人など多様な「ふたり」の関係性を想定。そのため従来の間取りの概念をくつがえすつくりになっている。
「クラフトアパートメント桜ノ宮」の間取り。
玄関の先には扉が2つあり、水まわりを真ん中にSPACE1~4がそれぞれ壁を隔てずにある
まず、玄関ドアの先には8畳ものエントランス部分が広がる。そこにあるのは、ボウルを2つ並べた洗面台だ。コーディネーターの岡本典子氏は「水まわりは隠さないといけないのか議論になった際に、隠さなくてもいいし、広々と使いたいよねという話になりました。ふたりが同じ時間に動くとしたらシンクの取り合いになるので2つ設けました」と語る。
8畳あるエントランス部にはボウルを2つ並べた洗面台がある。同時に2人が身支度できる
エントランスには、さらに青いドアが2つあり、それぞれ開けるとSPACE3と4に進む。ここはその先に続くSPACE1と2の通路でもあるのだが、シングルベッドを置いても通れるだけの幅があり、個室のように使用することも可能だ。
SPACE3と4の間はキッチンとトイレ、バスルームがまとまっている。キッチンは両方向から入ることができ、ふたりがほどよい距離感を保ちながら使いたいときに使えるようになっている。
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