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手数料収入軸に年商15億円
リノベーション物件の紹介や売買仲介を行うプラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を運営し、事業を拡大しているのがツクルバ(東京都目黒区)だ。昨年7月の決算では、前期比185%増の売上高15億1500万円という実績をあげ、同月に東証マザーズへの上場を果たした。同社の北原寛司取締役・COOに「cowcamo」の特徴と戦略について聞いた。
独自視点の物件紹介や便利な機能が人気の理由
売買仲介までをフォロー
「cowcamo」事業の基本的な流れは、(1)ホームページやアプリを通じて、販売中のリノベーション物件の情報を発信。買い手を集めて会員化。(2)会員が物件を購入する際に仲介を行い、手数料収入を得る、というもの。一般的な住宅情報サイトやアプリが掲載料や広告料を主な収入源としているのに対して、売買仲介までをフォローし、その手数料を収入源としている点が「cowcamo」の特徴だ。2017年7月末に1万9155人だった会員数は、19年12月中旬時点で12万人を突破。同8~10月の間の取引件数は約120件、流通取引額は約58億円となっている。
2年ほどで会員数が6倍以上に膨れ上がるほどユーザーの支持を獲得している理由は、1つ1つの物件情報が充実しているから。ホームページに掲載されている物件は、現地を取材したうえで独自の視点から魅力を紹介。実際に現地で案内されているような感覚で、物件に関する情報を得られるように工夫されている。

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