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築96年+築56年の古民家がリノベーションでHEAT20G2レベル相当の複合施設に生まれ変わった。手掛けたのは古材や古道具などを販売するRebuilding Center JAPAN(長野県諏訪市)だ。同施設は社宅、事務所、ゲストルームの機能を持つ。どのような物件なのか東野唯史社長に聞いた。
古材をふんだんに使用した空間に仕上がった
築96年+築56年の古民家がリノベーションでHEAT20G2レベル相当の複合施設に生まれ変わった
古材をふんだんに使用した空間に
同古民家は築96年の建物(旧館)に56年前に増築された(新館)物件だ。広さは約50坪。1階は事務所、LDK、ゲストルーム、2階は社宅スペースという間取りとなっている。
アーチ部分は新館・旧館の界壁
リノベーション後、自然素材をふんだんに使用した空間に仕上がった。1階のリビングの木部は古材を多く使い、古材屋である同社らしさを感じ取れる。ヘリンボーン貼りの壁がアクセントだ。また、壁や天井は現場の土壁の土を調合した漆喰を塗装した。小上がりにはスミノエ(大阪府大阪市)のリサイクルタイルカーペット「ECOS」を使用するなど、環境に配慮した建材も体感できる。
旧館2階は勾配天井
新館2階は平天井
外出時でも廊下の空気を取り込めるようにドア上部に窓を設置
2階は社宅スペースとなり、5部屋を用意。旧館は既存の梁を現しにした勾配天井、新館は平天井とした。また、ドア上部に窓を設置するという工夫を凝らす。「外出時は当然ドアを閉めますが、そうするとせっかくの廊下の熱が部屋に入りません。そのため、ドアの上に窓を設置しました。プライバシーを確保しつつ、空気の循環を生むことを狙っています」
階段は新設した。全て異なる古材となっている

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