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賃貸マンションの開発や管理に強みを持つリブラン(東京都板橋区・年商27億8000万円)は、中古マンションのリノベーションを強化する。4月に社長に就任した渡邊裕介氏と菅原浩一住宅事業部部長が差別化の切り札に打ち出すのは、自然素材を用いる「エコミックスデザイン」だ。
緑のカーテン、竹炭ケナフ使用
平均1000万円
不動産やリフォーム業を手掛ける「てまひま不動産」を運営する同社。現在は1店舗を運営しており、2億円ほどを売り上げる。同社の事業の主軸は防音賃貸住宅「ミュージション」を筆頭とする賃貸住宅の開発や管理だ。これに加えて今後、不動産仲介や売買、リノベーションまでをワンストップで手掛ける事業を強化する方針を掲げる。前期はマンションをメインに10件ほど受注した。平均単価は1000万円ほど。高額受注を引き出す鍵は、「エコミックス」というデザイン・コンセプトだ。
エコミックスとは、都市の中でも自然の力を利用して快適に暮らすという思想のこと。そのために同社では例えば、和室の壁は珪藻土を原料とする塗り壁にし、湿気を吸収しやすくする。洋室のクロスは調湿性能に優れた竹炭ケナフを使うといった工事を行う。
通風や換気を良くするためにも工夫を加える。例えば、玄関に小窓(ブリーズウィンドウ)を設ける。全居室の扉を風量の調節ができる引き戸にする。「フローリングは無垢材が基本。強い陽射しが照りつけるバルコニーには緑のカーテンを使います」(渡邊社長)
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