ハッピープランニング、事故物件に特化した買取再販で売上高6億円に

事故物件や訳あり物件を専門に取り扱う「お困り不動産解決本舗」を運営するハッピープランニング（東京都葛飾区）は、首都圏を中心に、約10年で3000〜3500件の事故物件の売却相談や買取査定を行っている。

相談件数、5年で倍に

改修は600万円超

高齢者が自殺した物件のキッチンをリフォーム

残置物がある浴室の状態

同社が取り扱う物件は、今や首都圏に留まらず、関西圏や仙台など全国に及ぶ。相談件数はこの5年でおよそ2倍に増え、月に100件程度。そのうち買取に至るのは半分ほどで、その数は年間600件ほどになるという。

内訳は戸建て住宅が6割、マンションなどの共同住宅が4割程度。買取が難しかった事例では、賃貸アパートの一室で発生したケースがある。その場合、同社が一棟まとめて買い上げ、リフォーム後、賃貸物件として運営することで買取を可能にした。

リフォーム費用は600〜700万円程度。気をつける点は、主に2つある。まず1つが、フローリングなど床の処理。もし孤独死などで長期間遺体が放置されていた場合、体液がスラブや下地まで回ってしまう。