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木のマンションリノベーションに特化するToivo(トイヴォ:埼玉県さいたま市)が、50代夫婦の終の棲家として、大々的なリノベーションを行ったのが本物件だ。「とことん楽しむ二人の暮らし」というタイトルで、「TDYリモデルスマイル作品コンテスト2023」TDY総合リモデル賞に選ばれた作品を詳説する。
光は共有、目線は切れるLDK
壁面収納の一部が南北をつなぐ通風孔に
壁付けのキッチン、ダイニングテーブル、一段下がったところにピットリビング。オリジナルのソファは、組み替えてベッドとしても使用できる
床の高低差でゾーン分け
間口が狭く奥行きの長い一般的なマンションと違い、本物件は間口が広く正方形に近い形のマンション。そのため南面には掃き出し窓が3つ並ぶが、元は窓ごとに細長い部屋を計3室並べた間取りで、その特徴を生かし切れていなかった。「3部屋のワイドは2000、2100ミリなどで、ベッド2台を横に並べることもできず、使い勝手も悪かったんです」と友政伸也代表は話す。大きく間取り変更してでき上がったのは、3つの窓からの採光は共有しつつ、床の高低差とオリジナル家具でゾーンごとに目線を遮り、緩やかにつながるLDKと和室。夜になると和室は布団を敷いた寝室になる。
ピットリビングの裏にある和室。南の開口はLDKと共有しつつ、互いの目線は切っている
LDKは、友政代表曰く「夫婦漫才のような会話を繰り広げる」仲良し夫婦が、横並びで同じ方向を向き、料理や食事をしたり、TV観賞をできる場だ。
キッチンはあえて壁付けを採用し、その前に作業台とダイニングテーブルを造作。ダイニングテーブルのキッチン側に椅子2つを並べれば、2人でリビングのTVを見ながら食事や晩酌等が楽しめる。
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