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仏壇の修理再生を行う稲垣塗装所(静岡県静岡市)は、仏壇を手のひらサイズにリノベーションする供養サービス「結壇(ゆいだん)」を手掛けている。昨年2月にサービスを開始し、空き家となった実家を解体する際や、実家の仏壇をマンションに置けるサイズへ変更したいといった依頼があるという。
保有する仏壇をミニサイズにリノベした竹の四角型
結壇は、保有する仏壇の一部を利用してミニサイズへ再生するサービス。受け継がれてきた歴史や思い出を継承するため、もともとの塗装や傷を生かしながら新たな形へ再生する。保有している1つの仏壇から複数の仏壇を製造し、家族や親族間でシェアすることもできる。
料金は松竹梅の3種類あり、リノベーション内容によって異なる。梅は保有する仏壇の顔となる「須弥壇(しゅみだん)」の彫刻部分を使用し、新しく製造したミニサイズの仏壇に組み込む。料金は円背型の場合12万8000円(税込)で納期は約1カ月。
竹は保有する仏壇の材料のみを使用し、ミニサイズの仏壇を製造する。料金は、四角型の場合16万8000円(税込)で納期は約1〜2カ月。梅と竹のサイズは同じで、四角型は高さ65 ×横幅160×奥行き105ミリ。円背型は高さ160×横幅160×奥行き105ミリ。松は完全オーダーメイドで、サイズや形に制約のないオリジナル仏壇を製造できる。料金は29万8000円(税込)からで納期は約2〜3カ月。
仏壇の引き取り費用はエリアによって異なり、関東は2万8000円。全国に対応している。大まかな注文スケジュールは、問い合わせ後、仏壇の引き取り、仏壇や仏具の供養を行い、製造、納品となる。
「もっと早く結壇を知っていたらよかったと話される方もいます。仏壇の処分に悩まれている方にお届けできるよう、同じ思いをもつ代理店さんも探しています」(稲垣亘佑氏)
稲垣豊代表(右)と稲垣亘佑氏(左)

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