タカヤ、北欧デザインで改装「リフォルコ.」好調

　タカヤ（岩手県盛岡市）が中古再販事業の中核として、昨年11月から開始した北欧デザインのマンションリノベーションブランド「REFORCO.（リフォルコ．）」が好調だ。

　同ブランドは、岩手県と気候が近い北欧スタイルのリノベーションマンションを主に働く若い単身女性を対象に提案するもので、1Lから2Lの物件が中心。同社が建築会社として今まで培ってきた技術や実績を生かし、立地条件の良い物件をデザイン性のある部屋へ施工する。

　間取りからインテリアまで専門のスタッフが設計。これまで2、3ヶ月に1度、2、3物件ずつ販売会を開いているが、公開した物件のほぼ全てが成約となり、デザイン性だけでなく使い勝手の良さ等も好評だという。

　もともと対象は若い世代だったが、熟年夫婦などシニア世代からの需要も目立ってきたため、今後はさらに反響を見つつ、3人以上のファミリー向けの部屋などの展開も視野に入れていくという。

　また12月からは仙台支店を拠点としたエリアでの展開を予定しており、12月上旬の公開イベントに向け、現在市内にある該当物件の工事を進めている。

　同社リフォーム事業の前期売上高は15億円。今期は付加価値提案ができるリフォルコ事業で売り上げをプラスオンにさせることで、前年超えを目指していく。