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2003年にリフォーム専業店として設立されたオレンジホームワークス(東京都江東区)。2004年頃には中古マンションの買取再販事業を開始し、現在は地元周辺の4区を中心に年間約50もの物件を販売している。中山雅明社長に買取再販事業の難しさと魅力を聞いた。
最初の壁は物件の仕入れ
中古住宅の再販事業を成功させるには、いい物件を安く仕入れることが重要。近年は参入企業の増加により、この仕入れが難しくなってきている。
「オファーを出して買い取れる率は3%ほど。10年前の約半分まで下がっています。買い取り価格も以前より約2割上昇しています」(中山社長)
同社では1日に5件ほどの買取査定を実施。基本的には現地に行かず、グーグルマップや過去の買い取り経験を元に査定を行う。エリアシェアを高めることで営業の効率化を図る戦略をとっているので、査定経験があるマンションの物件も多い。100件中98件ほどは買取オファーを出しているが、契約に至るのは約3%。月間では4、5件となっている。
物件の保有期間は半年を目安に
買取再販は1件当たりの単価が高く、売り上げ規模を大きくしやすい一方で、在庫を抱えることで多大な損失が生じるリスクもある。例えば、1500万円の物件を購入し、400万円をリフォームに投じた場合。諸経費を抜きに考えても1900万円以上で販売しなければ赤字となり、長期保有すれば、コストもかさんでいく。

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