ロープレ大会で、実際の営業の様子を共有する

リフォーム売上高約21億円の郡山塗装(福島県郡山市)が、AI活用を本格化している。営業トークの文字起こしから、失注・受注分析を行い、個人での月間目標達成の動き方も分析する。さらに、販促戦略やチラシの内容もAIが行うようになってきた。
AI活用で営業力の底上げへ
セールストークを分析、受失注理由を共有
販促戦略をAIが立案
同社は1948年に設立し、主に戸建てなど住宅の塗装リフォームから、橋梁塗装などの公共工事まで手掛ける。前期売上高は41億5000万円で、そのうち住宅リフォームで約21億円、公共工事などで同20億円を売り上げる。社員数は90名ほどだ。
同社は今年に入ってから、全社間でAI活用を進めている。使用するのはChatGPT。営業マンは無償版、役職者は有償版を使用する。
活用方法はさまざまだ。例えば営業マンの場合、商談の様子をボイスレコーダーで録音し、AIで音源を文字起こしした後にChatGPTに、「あなたは営業コンサル。今回のクロージングで改善すべき点は?」と指示を出す。すると、「製品の強みを価格比較で明確化する」「次回訪問日をその場で確定する」など具体的な提案を返す。それを次の商談に生かす。
最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1674号(2025/11/24発行)12面
-
1674号(2025/11/24発行)11面
-
1674号(2025/11/24発行)10面
-
1673号(2025/11/17発行)9面
-
1673号(2025/11/17発行)24面







