屋根リフォームを手掛け、リフォーム売上高1億3000万円の日本いぶし瓦(岐阜県岐阜市)は、細かく算出された見積もりを活用して他社との差別化を図っている。
屋根材1枚から見積もり、施主も納得
諸経費でなく「現場管理費」
実際の見積もり。細かく記載され、納得してもらいやすいと語る
同社では月22件の見積もりを作成するが、屋根瓦のリフォームを手掛けることが多い。リフォーム向けソフトには瓦対応の仕様がないため、瓦専用の見積もり作成ソフト「Mr.瓦プロ2000」を活用している。それ以外は、自社オリジナルのExcelだ。
同社の一番の特徴は、見積書の中身を細かく記載していることだ。どこにどれだけ費用がかかるか、一目でわかる。
最大のメリットは、見積もり作成時と完工時の粗利益差がほぼないこと。瓦1枚単位で計算されているので、人工計算や発注ミスはほぼ起きない。例えばある瓦リフォームの場合、瓦の種類と枚数を1枚単位で表記。袖瓦や万十角と呼ばれる部材の左右、捨て板の水切りやらくらく面戸など細かい商品名も記載する。

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