前期1億3000万円を売り上げたケアモデル(沖縄県沖縄市)。もともとは総合リフォーム店だったが、社員教育の難しさから、3年前にキッチンリフォーム専門店に特化した。専門店として売上を上げる、その手法に迫った。
強みは「自社で完結」
実際に利用できるキッチン。週末は地域の方々に自由に利用してもらう(要予約)
販促にはショールームとチラシを活用。ショールームは、顧客が実際にキッチンを利用できる。「IHとガス、どっちが使いやすいか体感する人が多いですね。また土日は休みなので、地域の方に解放して、ご自由に使ってもらっています。レンタル費用もいただいていません。料理教室を開かれたり、オーガニック料理とヨガの教室をされる方も」と田場大介社長は話す。実際に料理教室の参加者から見積もり依頼があり、売上につながった例もあるという。
チラシは自治会だよりと合わせて、約3000世帯に配布。田場社長が自治会の役員をしているためだ。戦略的なチラシ配布は、依頼が増えたときに継続できない可能性がある。そこで、定期的に配布するルーティーンのような形にした。
オーバーな営業はしない。まずはショールームで楽しい時間を過ごしてもらう。その後、「間取り的にアイランド型がいれにくい」などアドバイスを交えてデメリットも伝える。楽しい記憶と信頼感で、契約を獲得している。

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