外壁塗装業を営むヌリケン・プラス(長崎県長崎市)はOB顧客の対応に力を入れている。4月から事務職員の女性2人を定期点検担当へ配置換えをした。
販促費かけずに営業
年360件訪問
女性が訪問して定期点検を行う
同社の定期点検は外壁塗装を行った半年、1年、3年、5年、7年、10年目だ。同社のOB顧客数は約2000。定期点検は月に30件ほど、年間約360件訪問する。
同社の2023年3月期の売上高は2億円。屋根と壁を塗装した際の平均単価は約150万円。年間塗装工事件数は100棟を超える。その他、一部塗装など小さな工事が100件ほど。新規顧客が6割だ。新規顧客は塗装のみ。
この定期点検を女性が行う。そこで「家のことで困っていることはないか」と尋ね、リフォームの受注につなげる。「女性スタッフはお客様の困りごとに気が付きやすいです。対面の方が受注につながりやすい」と萩岡幸洋社長は語る。訪問予定の1〜2カ月前に電話で連絡をする。「電話では在宅の時に訪問をしたいと伝えます。家の困りごとも相談してくださいと言います」と萩岡社長。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1653号(2025/06/16発行)2面
-
1652号(2025/06/09発行)2面
-
1651号(2025/06/02発行)3面
-
1650号(2025/05/26発行)5面
-
1649号(2025/05/19発行)5面