ユウマペイント、チラシ＋YouTubeで年商9億円 「建物を守る」理念アピール

外壁塗装を中心に年700件の施工を手掛けるユウマペイント（千葉県柏市）が好調だ。2023年6月期の売上高は過去最高となる9億円で着地する見込みだ。この4月には市川市に新店舗をオープン。「建物を守る」。チラシやYouTubeを通じ、自社の哲学をアピールすることで消費者の信頼を得ている。

品質検査5回

市川店オープン時のチラシ。自社大工が建物を守ることをアピール。チラシの表面には、来場するとオリジナルのカップラーメンのプレゼントがあること、成約すると最大10万円工事価格が安くなることなどが記されている。他にも、一級塗装技能士や雨漏り鑑定士の資格を持ったプロのスタッフが常駐していることなどが書いてある

ユウマペイントはアナログとデジタル両輪の販促で事業を拡大している。問い合わせ比率は前者が6割、後者が4割。アナログ集客でとくに効果を発揮しているのは、チラシだ。特徴は自社の理念である「雨・風・紫外線から建物を守る」という点をアピールすること。例えば、サーモグラファーの資格を持つスタッフが調査をし、雨漏りを解消に導く。自社大工を雇用し、網戸の交換や水回りリフォーム、さらに漏水調査後の補修工事が行える。一級塗装技能士が、最大5回の品質検査を実施するといった点などがそうだ。

また、コーキングは増し打ちに対して耐久性に勝る打ち替えを行う。下塗りを2回行う、など、目に見えにくい部分に力を入れる。

佐々木拓朗社長がこの理念を大事にするのには理由がある。「千葉では4年前に台風があり、住宅の多くがブルーシートにおおわれていました。その際に、塗装会社が真っ先に住宅の補修に駆けつけました。塗装には家の彩りをよくする役割と、家を紫外線や雨から守る役割があります。私たちの会社は家を守る方に注力をして地域の減災に貢献したいです」

リフォーム産業フェア2023
ユウマペイント 佐々木拓朗社長
登壇決定！

日時：

7月20日（木）11時50分～12時40分

会場：

東京国際展示場（東京ビッグサイト）

講演タイトル：関東、東北、関西の有力会社 の若手社長が語る、外壁塗装店「年商5億円突破」への道