滋賀県琵琶湖北・湖東地区を地盤に、売上を6年間で倍以上に拡大したのが桃栗柿屋(東近江市)だ。コロナ禍のさなか、東近江本店をショールームに改装するとともに、2店舗もリニューアルオープン。水回りに特化し、チラシと看板を中心にした営業で業績を拡大している。今後10年間は積極的な出店による成長を続け、リフォーム事業で売上30億円超を目指す。
総合リフォームから水回り特化で売上倍増
誰もができる営業目指しショールーム化
東近江本店ショールーム外観。大通り沿いに面した店舗なので、人目につきやすい
3店舗で売上8億5000万円
水回り中心に平均契約率65%
桃栗柿屋は琵琶湖北部の長浜市から東部の近江八幡市、東近江市にわたるエリアで営業を展開している。エリア人口は約50万〜55万人。ここで年間約1100件のリフォームを手掛けている。売上の内訳は水回りが6割、外装2割、小工事と大型改修が1割ずつとなっている。
同社の売上は2016年度から22年度までの6年間で、4億円から8億5000万円へと倍以上に拡大した。この成長を支えているのが、各店舗の水回り商品に特化したショールームだ。
「ショールームでは、水回り商品を工事費とのパック料金で提供しています。来店したお客様への商品説明は事務を兼任するショールームアドバイザーが対応し、商談数を減らせる。商談時もパック料金なので経験年数の浅い社員でもクロージングにつなげやすい。現在、契約率は全社平均で65%になっています」(石川正義社長)

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