総合リフォーム店を展開するカスケホーム(岡山県倉敷市)は2023年12月期のリフォーム売上高が対前年比110%の16億2000万円を記録した。6月には水回り専門店「みずさぽ」を初出店し、単品商品の交換を希望する顧客のニーズに応えていく。
リフォーム売上6%増の17.2億円目指す
キャリア成長に寄与
同社はリフォームと新築を手掛け、リフォーム事業は16億2000万円、新築事業は5億2000万円を売り上げる。水回りや外装、外構・エクステリア、間取り変更を伴うリノベーションなどの工事に対応している。拠点は玉島本店、倉敷店、笠岡店、岡山店、吉備総社店の5店舗。
総合リフォーム店として展開する同社だが、6月に水回り専門店みずさぽを倉敷にオープンする。同店舗の広さは約40坪。キッチンは6台、トイレは8台、バスは4台、洗面化粧台は6台を展示する。同社がこれまで培ってきたメンテナンスやアフターフォローを魅力として顧客に訴求する考えだ。倉森仁司取締役本部長は「洋服や鞄を購入する感覚で家をリフレッシュしてほしいです。古い水回り単品商品の交換を希望するお客様へ金額や商品、工期を分かりやすく提案できる店舗づくりを目指します」と語る。
さらに、「水回り専門店という業態自体がキャリア成長・働き方改革に寄与する」と倉森氏は語る。工事内容を水回りに特化するメリットとして、業務内容がシンプルになり時間のコントロールがしやすい点や、同様の工事内容を繰り返し経験することで短期間で成長できる点を倉森氏は挙げる。仕事と家庭の両立がしやすくなるため、女性営業マンであっても産休・育休から復帰しやすく、キャリアの継続性が保たれるという。

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