山形県の外壁塗装会社ゆうき総業(上山市)は、宮城県仙台市に仙台支店を開設した。特徴は、法人向けの大規模修繕に特化している点だ。同社では足場を使わずに施工を行う「無足場工法」を行うことで差別化を図り、本拠地である山形県を中心に法人からの受注を拡大してきた。
仙台市に法人向けに特化した店舗を出した
例えば、前期は岩手県にある花巻温泉にある旅館から単価1億5000万円の外壁塗装や防水工事を受注した。足場を設置すると外観や客室からの景観を損ねてしまう、という理由で、代わりにゴンドラを設置して施工を行った。施工時間を宿泊客が出かける10時から15時までに限定し、足場を設置するより3000万円ほどコストダウンとなったことで発注元からも喜ばれた。こうした引き合いの声が県内外から増えていることを踏まえ、ホテルや商業施設の多い仙台市に新たな拠点を構えることに決めた。

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