輸入塗料の販売などを手掛けるカラーワークス(神奈川県大和市)は、一般消費者向けのリノベーションを強化する。その一環として「ATTAME(アッタ・ミー)」というブランドを開発した。特徴はエンドユーザーに最初に「色の選定」をしてもらうことだ。カラーコンセプトに合わせて、床材、壁紙、家具などを選んでいく。
輸入塗料店がリノベ強化
カラーコーデを重視
熱海の中古マンションを改修した事例。海の色合いにあわせて室内をネイビーを基調とした カラーに統一。住設や通路、壁の色まで、同じトーンで揃えた
輸入塗料の販売を主事業にする同社だが、近年、リノベーション事業を拡大させてきた。事業の多角化を推進することで、売上拡大を図ること、輸入塗料の販売にもつなげることが狙いだ。
4年前に6人体制の専門部署を立ち上げ、「カラーズ」と「ライフ」という2種類のプランを用意。前者は室内に塗料を塗る施工が主で、単価は50万円ほど。後者は塗装だけでなく、間取りを変更したり、住設を入れ替えるなどするリノベーションで、単価は500万円以上となる。住宅だけでなくオフィスやホテルなども含め、こうした大型改修を前期は5件ほど受注した。今期は倍となる年間10件ほどを目指している。

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