創業95年の老舗外壁塗装会社、郡山塗装(福島県郡山市)は、同県に本拠地を置く事業者として4年連続で2位となった。リフォーム売上高20億1000万円は前年比13%減ではあるものの、3年前の11億7000万円に対して7割増となる数字だ。公共工事や非住宅を含めた売上高は34億7000万円となる。
栃木、茨城に商圏を拡大
4年連続で県内2位を維持
3県で11店舗
これだけの事業規模を維持できる背景には、福島にとどまらず、他県にまで至る積極的な出店がある。福島では3月に開業した南相馬支店を含め、現在、5店舗を運営。加えて2020年には「とちのき塗装テック」という別会社を立ち上げ、栃木県に進出した。同県でも4店舗を運営し、売上高を7億円ほどに伸ばしている。さらに今年、「いばらき塗装テック」という別会社を設立し、茨城県で2店舗を開設した。「人口が減っているので、福島だけではビジネスが成り立たない。外壁塗装は、より暖かい地域にニーズがあるので、南下することにしました」と、佐藤隆社長は説く。
福島のF、栃木のT、茨城のI。それぞれの頭文字を取り、「FTI構想」と題して商圏を拡大し、合計11店舗に。2027年までに住宅のみで30億円を売り上げることを目標にする。そのためには、各店舗が「地域一番店になる必要がある」と佐藤社長は話す。
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