島根電工(島根県松江市)は、自社職人による水回りや電気関連トラブルの駆けつけサービスに力を入れている。同社の前期売上高は約120億円に達した。
電気や水回り、3.5万件受注
自社職人による駆けつけサービスを展開する
売上高のうち約半数はビルダーの下請けや公共工事が占める。残り約半数のうち40億円がビルや工場などの法人案件、20億円が一般消費者の住宅リフォームとなる。駆けつけサービスを含む年間工事件数は約3万5000件。単価は10万円以下の小工事から、数千万単位の大規模改修まで幅広く手がけている。
同社の駆けつけサービスの特徴は、例えば、照明器具が暗い、コンセントが足りない、水漏れが起きるといった地域のあらゆる困りごとに法人、個人問わずスピードを持って応じることだ。
こうしたニーズに対して、全社員の3割弱を占める120人ほどの職人が緊急対応する。外注ではなく正社員にしているのは、外注体制では遅れる可能性が大きくなるためだ。とくに一般消費者や法人という部署の区分けなく、問い合わせが来たら、可能な限り、しかもあらゆる工事に対応するような体制にしている。さらに独自開発した携帯用端末機「サッとくん」を用い、見積もり出しから決済までをその場で行えることを強みにしている。

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