塗料の専門商社のコジマヤ興業(静岡県袋井市)は異業種との合同セミナー開催に注力している。目的は、自社の顧客への支援方法を増やすこと。合同セミナーを通して顧客の悩みに寄り添い、解決する方法を提案している。そこで、同社の坂井秀徳社長に開始した経緯や協業するメリットを聞いた。そして、同社と合同セミナーを開催する4社に、開催の目的や行った内容、今後目指していく姿について詳しく聞いた。
コジマヤ興業
武藤勝仁課長コジマヤ興業
坂井秀徳社長
合同セミナーは行うことで自社の顧客に対して支援できる方法が増えることがメリットだ。「私どもは塗料の商社なので、お客様のために支援できることは塗料しかありません。しかし協業することによって支援できる方法が増えます。また、合同セミナーは紹介営業に近い形だと思います。弊社を信用してくれているお客様に弊社が信頼しているサービスを紹介するので、お客様からすると、それならば一回話を聞いてみようとハードルが下がります」(坂井社長)
合同セミナーの開始は2024年10月から。最初のセミナーはCLUE(東京都港区)との開催だ。「もともと協業の話はいくつかいただいていましたが、仕入れて売るとなるとマージンが乗ってしまいます。通常の商品を買うよりも高くなってしまい、私どもでできることに限りがあると思っていました。そんななかでCLUEにご提案をいただき、セミナーならばできるかもしれないと思い、開催を始めました」(武藤勝仁課長)
その後、塗装会社向けにDX営業支援ツールを提供するSKI(千葉県八街市)やウェブマーケティングを行うYAOYA(大阪府大阪市)と開催してきた。

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