インテリックス空間設計×大都×サンワカンパニー、3社連携の新サービススタート
(左から)大都・山田岳人社長
インテリックス空間設計・藤木賀子副社長
サンワカンパニー・山根太郎社長
インテリックス空間設計(東京都目黒区)、大都大阪府大阪市)、サンワカンパニー(同)の3社が連携した新サービスがスタートした。その名も「DIYリノベーションパッケージ」。インテリックス空間設計の藤木賀子副社長、大都の山田岳人社長、サンワの山根太郎社長に、サービスにかける思いとDIYの可能性について聞いた。
家選びの選択肢増やす新たな挑戦
――サービス開始に至った経緯を教えてください。
山田 藤木さんの発案です。去年の10月に初めて藤木さんにお会いして、その後の食事の席で「何か一緒にやりましょう」と。
藤木 この商品の企画書を山田さんにフェイスブックで送った時、たまたま山根さんとお会いするということだったので、じゃあサンワさんもお誘いしてください、とお願いしました。
山根 そう考えると、すごいスピード感ですよね。
藤木 今回の商品って、無理のないサービスなんですよね。持ち寄りパーティーみたいなもので、各社できることを提供したという感じ。
山田 僕たちにとっても、この商品はメリットが大きい。DIYってリノベの入り口になっていて、DIYスクールの生徒さんで、壁紙貼ったりして、段々楽しくなってくると、じゃあ間取りも変えたいな、となる人はけっこう多い。
でもこれまでは、こういう会社があると教えることはできても、紹介はできなかった。インテリックスさんは工事実績もあるし、今回の商品ではアフターサービスも付けてくれるので、正式に紹介できるようになった。
藤木 当社でもDIYをしたい、やり方を教えてというお客さんはそれなりにいらっしゃいますが、簡単ではない。時間が掛かるし自分たちでやった方がむしろ手間がかからないくらいですよ。
それに途中で、「DIYでやったこの部分の保証はできませんよ」というトラブルも起きる。この商品は不動産売買における重要説明事項のようなもので、責任の所在がはっきりする。
建材選びについても、格好いい建材、設備が揃っているサンワのショールームで一通り選んでもらうのは、メリットが高い。DIYをしたいというお客さんはこだわりも強いので、ショールームをたくさん回って、建材を何度も選び直すというということもあります。でもそうすると当社のスタッフがすべて同行するのは難しい。 リフォーム業界の利益率が悪いのって、ある意味こういう「お客さんの予定に合わせた内容が当たり前」という側面はあります。

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