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ダンドリワークス、発行ID数が5万件を突破

ダンドリワークス、発行ID数が5万件を突破

ダンドリワークス
加賀爪宏介 社長
1292号 (2017/12/12発行) 16面
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ダンドリワークス 加賀爪宏介 社長ダンドリワークス 加賀爪宏介 社長

 現場従事者同士の情報共有クラウドサービス「ダンドリワーク」の発行アカウント数(利用者数)が本格展開から3年経たずして5万件を突破した。画面を見れば地図、図面、工程表がある、という必要不可欠だが、できていなかった分野にサービスの的を絞ったことで、利用者が拡大。来年4月まで10万アカウントを目指すというダンドリワークス( 滋賀県草津市)の加賀爪宏介社長に、今後の展開を聞いた。

導入企業は400社弱

――「ダンドリワーク」の本格展開からもうすぐ3年が経ちます。現在の利用者数は。

 導入企業者数は約370社。発行アカウント数は約5万2000件です。来年4月の決算までに520社、10万人の利用を目指します。

――昨年から比較しても2倍強の伸び率です。建築業界のIT化も追い風の一つでしょうか。

 約3年前に「ダンドリワーク」の本格展開を始めた頃は、建築業界にITの「あ」の字もなかった。それが今では、大手企業を中心に約10社が類似サービスで業界参入してきています。建築現場のコミュニケーション、現場管理という、これまで一番ITから遠かった部分が、IT化に向けて一気に加速した印象ですね。

――逆に言うと、それだけIT化が遅れていた業界ということですね。

 建築業というカテゴリで言うなら、IT化はけっこう前から進んでいます。ただ、建築現場でドローンを活用するといった、「ITってすごい!」と言われるテクノロジーばかりに目が向いていて、効率化といった地味なITを見落としていた感がある。そこに「ダンドリワーク」が登場したことで、IT化が進んだのだと思います。

―― 確かに、現場の情報共有というIT化はこれからますます加速しそうです。

 早ければ来年くらいには、驚くほどのITイノベーションが起きるかもしれません。とはいえ現状では、まだ業界全体の1割程度しかIT化は進んでいない。だからこの市場を盛り上げるためにも、続々と参入してくる大手企業とはチームメートの感覚でやっていくつもりです。

大手も参入の可能性

――大手ビルダーやハウスメーカーのIT化はどう進むと思いますか。

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