OKUTA社長インタビュー、13年ぶり社長交代の理由 大型改修に依存しない組織目指して
・OKUTAが「多角化」経営へ戦略転換、社長も13年ぶりに交代
・大型リフォーム事業と他事業の売上比率を半々にすることを目指す
・大型リフォーム事業に依存せず、潜在需要をさらに掘り起こす
OKUTA 森田隆之 社長
水まわり、中古リノベなど新事業育てる
63億円を売り上げる有力リフォーム会社、OKUTA(埼玉県さいたま市)が大胆な戦略に打って出る。これまで主力としていた大型リフォームブランド「LOHAS Studio(ロハススタジオ)」に依存しない、「多角化」経営を進める。人事も一新。創業者の奥田勇会長は変わらないが、社長は13年ぶりに交代。取締役常務の森田隆之氏が就任した。なぜ「多角化」なのかを聞いた。
なぜ今交代?
――OKUTAは1992年に奥田会長が創業し、2004年に山本拓己氏が社長に就任。それから長い間社長は変わりませんでした。なぜこのタイミングで交代なのでしょうか。
山本が去年で還暦を迎えたのですが、これを機に退任という話が2年前から出ていました。それが延び延びになって、今だったということと、新入社員が入る4月というタイミングも新体制にとって良いかなと。
――どんな経営方針を打ち出していきますか。
「2022年へのアクションプログラム」というものがあります。実は2022年で創業30年目。これは企業の寿命だと言われます。そのために盤石な体制をつくろうというのが経営方針です。具体的には基幹事業である大型リフォーム事業の「ロハススタジオ」と、その他の事業の売上比率が半々になることを目指すというものです。現状は売上の67%がロハススタジオ。残りは水まわりリフォームやメンテナンス、不動産、新築、建材販売、外装事業になります。
売上高の推移
震災がきっかけ
――なぜ半々にする必要があるのでしょうか。
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