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特集:「人」で困らない経営 07【組織作り】ナサホーム社長に聞く、「人材」の課題と対策

ナサホーム
江川貴志 社長
1343号 (2019/01/07発行) 9面
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要約すると

・ナサホームでは現在15%の離職率を更に下げる考え
・新人育成に力を入れたり、給料UP、休日を増やすなどの改革を実行
・働き方改革後も売上は伸びたので、今後も働きやすい会社作りを目指す


人で困らない経営

特集:「人」で困らない経営
07【組織作り】

ナサホーム 江川貴志 社長ナサホーム 江川貴志 社長

「人が辞めない会社が強い」
教育も給与も改革進める

 社員数の多い会社の経営者はどんな課題を抱えているのか。220人のスタッフがいる関西の有力リフォーム会社ナサホーム(大阪府大阪市)の江川貴志社長は、「採用も大事、でも辞めない会社にすることがより大事」と話す。「人材」の課題と対策について聞いた。

辞めてしまう理由

――5年ほど前は社員が約120人でした。今は220人。人材採用に成功している会社です。社員が増えてきた中で今どんな課題がありますか。

 採用ももちろんなのですが、離職率の低下が課題です。採るのも大事だけど、人が辞めない会社作りが大事だと思っています。

――採用が厳しい中、どの会社も社員が辞めない、働きがいのある組織作りを目指し始めています。ちなみに現在のおおよその離職率はどれくらいなのでしょうか。

 今は15%くらいでしょうか。これを1割以下にしたいと思っています。

――リフォーム会社に勤めている社員は何がきっかけで辞めてしまうことが多いのでしょうか。

 調子が良いなと思った若手社員が急に辞めたいといい出したりするんですね。聞いてみると、クレームがきっかけ。ある子は自分は悪くないんだけど、職人がミスしてしまい、それをお客さんから理不尽と思えるほどの言い方で怒られたと。職人から、「ちゃんとやらんか」と怒鳴られたことがきっかけだった人もいます。それ以外には休みの日に現場から電話がかかってきて、オンオフの区別が付かない、という理由もありますね。

――対策はありますか。

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