栄住産業 宇都和光 社長
小・中規模建築のリノベにも注力
金属屋根防水で43年の実績を持つ栄住産業(福岡県福岡市)では、木造住宅の屋根を屋上庭園として活用する「OSORAリビング」の実績を伸ばしている。また、リノベーション事業を拡大させるなど、これまで新築市場を中心に展開してきた、同社のストック市場に対する戦略を宇都和光社長に話を聞いた。
屋上のある暮らしをプロモーション
――OSORAリビングが好調ですね。
私たちは43年にわたってハウスメーカーや工務店に対して、金属防水「スカイプロムナード」の販売・製造・施工を行い、昨年で累計実績が41万棟を超えました。この金属防水の技術を生かし、木造住宅の屋根を屋上庭園として活用できるようにするのが「OSORAリビング」です。商品を打ち出して6年がたち、今年には施工実績が1万棟を超える見込みです。
家族でくつろげる広々とした屋上となった。下の写真は建物外観
(面積:38平米/施工:株式会社エリア福岡)
――なぜ同商品の利用が進んでいるのでしょうか。
理由は2点あります。まずエンドユーザーのニーズに合致している点です。東名阪の大きな庭がなかなか持てないエリアでは、屋上を活用したい
という潜在的なニーズがまだまだあり、この商品が捉えているのだと思います。現在子育て中の20代、30代の施主からのニーズが多いです。
2点目は、工務店の差別化のアイテムとして採用されているからです。最初は本当に売れるのかと懐疑的な工務店もいますが、実際に屋上庭園のある家としてモデルハウスを作り、イベントで30組以上集客できた事例などもあり、屋上活用の集客力に皆さん驚かれます。
――OSORAリビングの販促にも力をいれていますね。
この記事の関連キーワード : イベント インタビュー ストック メンテナンス モデルハウス リノベーション リフォーム 市場 リフォーム市場 太陽光 子育て 屋上 屋根 栄住産業 福岡県福岡市 職人 防水 集客

最新記事
この記事を読んでいる方は、こんな記事を読んでいます。
- 1655号(2025/07/07発行)17面
- 1653号(2025/06/16発行)12面
- 1651号(2025/06/02発行)12面
- 1649号(2025/05/19発行)7面
- 1647号(2025/05/05発行)15面