【プロフェッショナルカレッジ学長インタビュー】3カ月で外壁職人を育成、WEBと実技で高まる需要に応える
プロフェッショナルカレッジ 喜久川政樹 学長
《経歴》
1963年広島県生まれ。早稲田大学卒業後、第二電電(現KDDI)入社。ウィルコム代表取締役社長、LIXIL執行役員、K-engine代表取締役社長を歴任。
3カ月でさまざまな分野の職人を育成する職業人大学(プロフェッショナルカレッジ=略称プロカレ/愛知県名古屋市)が、2月から外壁工事とスマホアプリ製作カリキュラムの第2期講義をスタートさせた。学長は、ウィルコムやLIXIL傘下のK-engineの社長を歴任した喜久川政樹氏。わずか3カ月で職人を育てるというプログラムの中身と今後の展望を聞いた。
実技講習2週間
―― プロカレでは分野を問わず、3カ月で職人を育成するそうですね。
講座は現在、「寿司職人」「スマホアプリ製作者」「外壁工事職人」の3つです。もともとは私の知人が、3カ月で寿司職人を育てるという学校を経営していて、それを見て、職人の短期育成というコンセプトは他業種でも実現可能ではないかと考えました。
そこで、他社と連携し、「スマホアプリ製作者」「外壁工事職人」の2講座を昨年の12月からスタートさせました。
――外壁工事はどうでしょう。座学だけでは難しいのでは。
外壁工事の場合は、3カ月のうち14日間は実技講義を受けてもらいます。講師は住居建設(スマイルケンセツ、愛知県名古屋市)から。初めの3日間は基礎講習を、その後の11日間は1日8時間の現場講習です。
実技以外の座学はすべてWEB講義。現地調査から工事終了までの現場の作業がわかる動画も用意し、基礎知識を蓄えた状態で現場講習を受ける流れです。施工で使うのはアルミサイディング。軽量で、作業でも汚れにくいので女性でも施工できるメリットがあります。費用はアプリ製作講座同様に30万円です。
――技術を身につけたあとの就職支援などはどうでしょう。

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