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【Style Design会長インタビュー】「任せきる」経営で売り上げ18億円

Style Design
稲葉龍也 会長
1355号 (2019/04/01発行) 16面
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Style Design 稲葉龍也 会長Style Design 稲葉龍也 会長

「チーム体制」で増収

 素材にこだわり、住む人のライフスタイルを形にした家を提案する「Style Design」(茨城県筑西市)では、社員の働き方にもこだわる。フレックス休暇等を導入しながらも、売上高は増収を続け18億円に及ぶ。そこには稲葉龍也会長があみ出した、チーム体制を基本とした「任せきる」独自の経営手法がある。

3人ワンユニットを構築

――代表である稲葉さんが福岡という遠方地にいながら、御社は事業を行う茨城県で成長を続けています。

 私は現場出身で、会社設立当初は営業の私と現場監督、事務の3人。自然に「3人ワンユニット」という形になりました。月1棟ペースで1棟あたり1900万円前後、3年間で年平均12.5棟の住宅を売りました。この形を茨城県の筑西市以外のエリアでも試してみようと、水戸へ進出。ハウスメーカーでFC支店長の経験もある、外資系保険会社の社員など3人を採用し、「3人ワンユニット」をやろうとしましたが、彼らはすでにプロです。「少人数で年間12棟」の方針のみで、他は任せました。

自分が見渡せる範囲で

――本当に方針以外のすべてですか。

 全部です。最初に理念とミッション、希望する年収を満たす経営方針などを、かなり具体的に話し合ったあとは「やりたいようにやってほしい」とだけ。各部署ごと、独立採算ベースに乗った3年後に3つに分社化したのは、コストややりがいのある環境作りもありますが、任せたことでそれぞれのカラーが育ったからです。規模が大きな会社は問題が発生しても見つけにくく、気付けば手遅れという事態になりがちで、体制も複雑化します。それに対し、小さいユニットなら即改善が可能。つまり自分が見渡せる規模を維持することです。

――任せた人間が暴走するなどのリスクは、どう考えますか。

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