アイジー工業 若尾 直 社長
「アレルギーある西日本でも普及」
金属サイディングなどを開発する外装メーカー、アイジー工業(山形県東根市)の業績が好調だ。2019年3月期の売上高は、過去最高だった前期を上回る前期比15.5%増の210億円、営業利益は同比88.5%増の16億3246万円だった。好調の要因、そして創業50年を迎える来年に向けた取り組みについて、若尾直社長に尋ねた。
【聞き手/編集部 高田遥介】
リフォーム売上高3割アップ
――前期の売上高の商品別シェアと、好調の要因を教えてください。
サイディングが6割、ルーフとヴァンド(鉄骨造専用の外壁材)で2割ずつです。特に、ルーフは前期比で約49%増を達成しました。昨年の台風21号の影響で、昨年10月から顕著に伸びています。サイディングは昨年発売した「SF-ビレクト」が順調に伸びて、同10%増でした。ヴァンドは非住宅、物流向け受注が伸びました。サイディングだと、新築、リフォーム、鉄骨造で50%、30%、20%という売上高の割合です。
―― 既存屋根、外壁上から金属サイディングを施工できる「アイジーリフォーム」開始から4年。成果はどうですか。
リフォームの売上高は、4年前から約3割伸びています。金属サイディングは単価が高く、なかなか売るのが難しい。でも金属の価値は確実に浸透しています。

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