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【カラーワークス社長インタビュー】社員...

【カラーワークス社長インタビュー】社員の個性生かし、強い組織へ

カラーワークス
森一朗 社長
1406号 (2020/04/27) 21面
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カラーワークス 森一朗 社長カラーワークス 森一朗 社長

色、ペイント、職人の魅力広める

 1488色展開のオリジナルペイント「Hip」やイギリスの塗料メーカー「Farrow&Ball(ファローアンドボール)」の商品を販売するカラーワークス(神奈川県大和市)。昨年1月に社長交代し、塗料販売を行うモリエン(兵庫県神戸市)の森一朗社長が代表取締役に就任した。森社長のカラーワークスへの想いを聞いた。

【聞き手/ 企画開発部 長田京子】

代理店として共に歩んだ20年

――どのような経緯でカラーワークスの社長に就任されたのですか。

 モリエンは僕で3代目になるのですが、父が社長をやっているときにカラーワークスの秋山秀樹前社長と出会い、意気投合したんです。当時、カラーワークスがベンジャミンムーアを扱うことになり、モリエンは神戸で代理店をやらせてもらうことになりました。

 しかし、国内塗料の販売はメーカーがとってきた物件が流れてくるだけで、販売店といいながら営業活動をやっていないという実態があります。それはモリエンも一緒で、どう売ったらいいのか分からず、なかなか売れませんでした。

 僕がモリエンの社長になるタイミングで、代理店として機能していないから一度やめようと父に言いました。そして断りにカラーワークスに行ったんです。なのにスタッフの皆さんと話していたら魅力を改めて感じてしまい、その日の懇親会では「頑張ります!」と言っていました(笑)

――断ろうという気持ちを覆すほどの強い魅力をどこに感じたのでしょう。

 人もそうですが、事業の魅力ですね。価格決定権があることです。塗装店から10円でもいいから安くしてくれ、50円高いから他から買うと言われるビジネスで、自分は何をしているんだろうと思うこともありました。

 モリエンの店舗には、一般のお客様が店頭に来られて自分で塗りたいとおっしゃるケースが結構あるんです。そこではお客様は安くしてとは言わないですし、どうせ塗るなら良いものを使いたいと言います。職人さんの向こうにはそういうお客様がいてニーズがあるのに、塗装店は10円でも安く、場合によっては商品を変えてもいいと言っている。このギャップは何だろうと感じていました。

 矛盾は感じていたのですが、形にはなっていなかった。カラーワークスはまさにそのマーケットに全力で突っ走っているわけです。初めて形あるものを見て、これでビジネスになるし、ここに塗料の魅力やカラーの魅力があるんだと思いました。

――そうして代理店としてカラーワークスとともに歩んでこられました。

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