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すむたす社長インタビュー、「買取再販×IT」の第一人者に

すむたす
角 高広 社長
1427号(2020/10/05発行)21面
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AIが買取金額を瞬時に査定

中古物件を買い取り、リフォーム後に販売する「買取再販」ビジネスが流行している。参入業者が相次ぐ中、テクノロジーを活用し独自のビジネスモデルを展開しているのがすむたす(東京都港区)だ。AIを活用して物件購入価格を割り出してスピーディに不動産を仕入れるという、独自のモデルを展開。2021年3月期は前年比約3倍の11億円を目指す。角高広社長に聞いた。

【聞き手/編集長 金子裕介】

早く売りたいに答える

――物件を売りたい人が「すむたす買取」というサイトにマンション名、郵便番号、部屋番号、面積などを入れると、買い取り価格が出てくる。その値段で合意すれば、角さんの会社で買い取ると、ざっくりとした査定ではなく、本当に買い取る値段を出すというのが他社にない特徴ですね。

世の中には、たくさんの不動産価格査定サイトがあります。多くの場合、マンション名などを入れると、2500万円から3000万円ですね、というような売却金額の推計が提示されるのですが、私どもの価格は、実際にあなたの物件をこの金額で買いますという、リアルな金額です。これを1時間で出す。このスピードがこれまでの不動産ビジネスの中でなかったこと、イノベーションだと思っています。

――その査定はAIで行っているんですよね。

必要事項を入力後、AIが数秒で査定しますが、人間もチェックしています。というのも、AIは数字にならない情報を反映しにくいということがあります。例えば、この地域には犯罪が多いとか、過去に災害が起こっているといったネガティブな情報などは反映しにくいんです。そこで念のため人間もチェックしてから、金額を出すと。

――会ってもいないのに、1時間でリアルに買ってくれる値段が分かると。

そうです。出した金額で買い取って、リフォームして売り出す。その売り上げが収益になるので、私どもは査定事業をやっているわけではなく、リアルな買取再販ビジネスをやっているんです。

――しかしですね、そこまで早く物件を売りたいというニーズはあるんですか。

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