グロースX 山田一雅 執行役員営業部長
「勘と経験」頼りを改善
マーケティング知識の学習による企業の成長を支援するグロースX(東京都渋谷区)。1日15分ほどで手軽にマーケティングが学べるチャット型コラーニングサービス「グロースX」を提供する。同社の山田一雅執行役員営業部長に、サービスの詳細と可能性について聞いた。
全部門学習で買い続けてもらう
――「グロースX」では簡単にマーケティングを学べるそうですね。
一言でいえば、「マーケティングの共通言語を形成するサービス」です。1日15分、1年続けて学ぶという仕組み。社員のマーケティング理解度を数字で可視化できるのもメリットですね。
――マーケティングを社員全体で学ぶ意味合いとは。
「マーケティング」を日本語に直すと「買い続けたくなる仕組みづくり」。そう考えると、じゃあ営業も開発も社員が一丸となってお客様を理解する必要があります。
組織が縦割りになると、皆が自分の持ち場での負担や不平にばかり目が行き、いがみあいがち。そうではなく、中心にお客さんを置いて、その理解を会社のミッションとするには、マーケティングの知識が欠かせないということです。
チャット型コラーニングサービス「グロースX」
「共通言語」を得て、コストダウン&売り上げアップへ
――1年続けることで、何がどのように身に付くのでしょうか。
すばり「デジタル時代のマーケティングの共通言語」。SNSとかSEOとか、もちろんそういったツールや機能を知るのも大事ですが、重要なのは、そのツールをいかに活用できるか。顧客理解やマーケティングはビジネスの一要素なので、体系的に学んでいきます。
具体的には新規顧客を獲得して継続率をアップするにはどうすれば良いかとか、マーケティングの指標、相場感などが問題としてでてきて、間違えた際は復習もできます。
学ぶことにより売り上げアップはもちろん、マーケティングや採用に関するコストカットなどができる例もあります。営業の方が活躍するまで半年かかっていたのが3カ月になったとか。ほかにも、学習開始からわずか10日間でメンバーの共通言語が生まれて、新たな発想で組織の活性化につながったとか、売り上げ未達だったのが翌月から109%になったとかいう事例があります。
――リフォーム会社や工務店が使った場合のメリットはどうでしょう。
この業界でも、広告宣伝は「勘と経験」に頼りがちで、売り上げの6~10%をかけているというお話を聞きました。それをまず単純にコストカットできると思いますし、今まで取れていなかった新たな顧客層が獲れるようになり、売り上げアップにもつながると想定できます。

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