札幌市内に2店舗を展開してリフォーム全般を手掛けるアフターマーケット(北海道札幌市)。2015年にLIXILリフォームショップにフランチャイズ(FC)加盟してリフォーム業に参入。売上高は初年度約6000万円から今期現時点で同2億7000万円と右肩上がりに伸ばしている。「FCは本部の方針にしっかりと従ってこそ」が成長の秘訣と語る北原喜一郎社長に、その手法や抱いてきた思いを聞いた。
アフターマーケット 北原喜一郎 社長
「個人で新築」から「会社でリフォーム」へ
――会社を引き受けたことからリフォーム事業への参入を考えたそうですね。
もともと本業はサッシ工事店でしたが、地場の工務店から事業承継を求められ、会社を引き取ることになりました。その会社では新築事業をしていたのですが、その状況が厳しいため、リフォームを選択しました。ただ、リフォームについては営業方針も運営もわからない。そうした中、LIXILのリフォームショップがあるとお声がけいただいたんですね。
――なるほど、ノウハウFCは加盟で吸収するスタンスだったわけですね。立ち上げ時は事業切り替えが大変だったのではないですか。
「FCは、忠実にやることによって支援していただけるもの」だという認識があります。だから、従来の会計や顧客管理手法などをすべて廃棄してLIXILの仕組みに切り替えました。我々はLIXILリフォームショップに忠実に従うし、LIXILの方も支援を惜しまないでいただきたいという考えですね。
――従来のやり方をすべて切り替えたとは思い切りましたね。ただ、最初からすべてのマニュアル、仕組みを導入するのは大変だと思います。どうやって社内への落とし込みをしましたか。
FC方針で、1店舗につき3年で2億円という売り上げ目標がありますが、社内、従業員や自分自身も必ず達成するんだという強い意気込みで、錦の御旗を掲げて、達成することができました。
一昨年に2店舗目を設けたのですが、今期は2店舗で3億6000万~3億7000万円くらいまでいくと思います。来期には2店舗で売上4億円を達成したいですね。もしクリアでき、市場が許せば、もう1店舗と目標を設けて従業員を鼓舞したいと思っています。
――ただ、達成にはついてきてくれる社員が重要と思います。もともとは別会社だったわけですし、以前からいた社員さんのモチベーションをどのようにあげていったのですか。

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