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介護を予防するレッスンで健康維持イー・...

介護を予防するレッスンで健康維持 イー・ライフG

イー・ライフ・グループ
小川義行社長
1062号 (2013/02/26発行) 20面
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イー・ライフ・グループ 小川義行 社長

イー・ライフ・グループ 小川義行 社長


会社概要

所在地 * 本社・東京都豊島区、大阪支社、福岡支社、上海支社、マレーシア支社
設立 * 1999年 / 資本金 * 1億円(資本準備金含む) / 代表者 * 坪井進悟 氏
事業内容 * ヘルスケア(リハビリデイサービス)、介護リフォーム、介護医療施設の設計施工、海外事業(子供用屋内遊園地)

宣伝広告費ゼロでバリアフリーリフォーム受注

シニア向けにバリアフリーリフォームと、介護にならないための予防・リハビリデイサービスを提供しているイー・ライフ・グループ(東京都豊島区)が好調だ。売上高は30億円にも上り、拠点はFC含めて全国115店舗ある。小川義行社長に独自のビジネスモデルを聞いた。

2004年に1号店、現在115店舗を展開

―――シニア向けの介護予防サービス「nagomi(なごみ)」の拠点が続々と増えてきています。具体的にはどんなサービスを提供しているのですか。
介護予防・機能訓練に特化した1回3時間、週2回のレッスン型エクササイズを提供しています。通所されている方は65歳以上がほとんど。脳血管疾患、慢性疾患(生活習慣病)、整形疾患、廃用症候群などを患っている方も多いです。特徴は個人個人がマシーンを利用して運動するのではなく、グループになってインストラクターが運動メニューを提供していくというスタイル。実質の運動時間は1時間半ぐらいで、合間にティータイムといった休憩を入れ、また、健康チェックもします。

―――現在は115店舗もあるそうですね。
そのうち直営は22店舗で、その他がFCになります。1店舗に100人の利用者を集めようと動いていますので、顧客数は全体で1万人くらい。2004年に1号店を作り、3年間試行錯誤して2007年に2号店目。2008年から多店舗展開を開始しました。2015年に250店舗出そうと考えています。

―――収益モデルは。
ユーザーの利用料金は月3万円になります。100人集めると月300万円の売上高。その他、FC本部としては加盟店から月々ロイヤリティを頂いています。また、新規にFCに加盟して新店舗を開業する際には30坪で650万円というパッケージサービスを用意しており、設計・施工を請け負っています。家具や内装建材を上海の工場で作っており、コストダウンしています。施工部隊は全国8つありますので、どのエリアにも対応できます。

―――シニア顧客が1万人いれば、自然とリフォームの依頼も来そうです。
宣伝広告費ゼロで最低でも毎月50件はリフォームの依頼が来ます。リフォーム売上高は年間4億円ほどですが、nagomiを始める以前はコストをかけて新規開拓を行っていたので、利益率がずいぶんと改善しました。

―――バリアフリーリフォームは単価が低いということで敬遠されている業者も多く、普及は進んでいませんね。
顧客を持っている会社でないと難しいと思います。新規開拓の顧客獲得コストと合わない。当社はデイサービスの顧客ストックでビジネスをしています。

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