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ルームクリップ、住まいに「癒し」求める コロナ禍の疲れが顕在化

RoomClip
住文化研究所 主任研究員 水上淳史氏
1541号(2023/02/20発行)14面
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住まいの実例写真が500万枚以上投稿されているSNS「RoomClip」を運営するルームクリップ(東京都渋谷区)が発表した「RoomClip Award 2022」。1位に選出されたキーワードは「パーソナル癒しスペース」だった。2022年はユーザーにどんな変化があったのか。RoomClip住文化研究所主任研究員の水上淳史氏に話を聞いた。

※「RoomClip Award」は投稿された実例写真とその写真に付与されたタグやいいね、コメントなどのデータを分析して、注目キーワードやベストプロダクトを選出するもの。

「くつろぎ空間」への注目度が急上昇

ルームクリップ ユーザー名Norika(RoomNo.5351709)ユーザー名Norika(RoomNo.5351709)

──2020年と2021年は家の外で行っていたことが家の中に入ってきて、アクティブな印象もありましたが、2022年は癒しやひとりの空間を求める動きにシフトしていますね。

2020年は、外出できないということがインパクトとしてありました。それまでやっていたことを何とか家の中で再現しないといけないという動きがあり、想像以上に家の使い方が変わりました。それがルームクリップにおいては「おうちキャンプ」や「おうちプール」など「おうち〇〇」として表れた。1年目はアーリーアダプターの人たちがそういった動きをしていたのですが、一般層にも徐々に広がったのが2021年でした。

──何だか忙しない2年間でした。

そういう忙しない変化があって、日常生活がいわゆるニューノーマルな形に変わりました。それを経て、やっぱり疲れが蓄積してきたと。家で家族と一緒にいる時間が長く「ひとりでゆっくりする時間が欲しい」という思いが蓄積してきて、ついに顕在化したのが2022年。癒し、くつろぎ、ひとりというタグがついた投稿が前年比で2〜10倍になりました。特に「くつろぎ空間」が一気に伸びました。

──「くつろぎ空間」は具体的にどのような空間なのでしょう。

スタイルはそれぞれ異なりますが、典型的な形でいうとゆったりした一人掛けの椅子を中心にして、周りに植物や照明、香りのグッズなどを置いています。そして部屋の真ん中ではなく、窓際やリビングの一角に作られることが多いです。限られた間取りの中で、くつろぎのための専用の設えをするという取り組みをする方が増えました。

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