4月1日付でタカラスタンダード(大阪府大阪市)の新社長に元取締役・常務執行役員兼東京支社長の小森大氏が就任した。方針発表で同氏は、今後、売り上げに対するリフォーム比率を拡大すると共に、ユニットバスや洗面化粧台で業界シェアNo1を目指していくと語った。
小森大社長
Profile
1970年11月19日生れの満53歳。タカラスタンダード入社後、19年東京支社長、20年執行役員、昨年4月に常務執行役員、6月に取締役に就任。2024年4月1日付で代表取締役社長に就任
方針発表に先立ち、同社から次のような説明があった。「今回の異動理由については、経営環境の変化に迅速に対応し、持続的な成長と中長期的な企業価値向上への取り組みを強化すべく、次世代に向けた新たな経営体制に移行するものとしている」
社長交代は前任の渡辺岳夫氏が就任した2003年から21年ぶり、小森氏は9代目社長となる。
──新社長として早急に取り組みたいことについて教えてください。
特に東京はスピードが速いですし、変化も早く、それを敏感に感じてきました。ワンテイク遅れるような会社になってはいけない。売上に関しては、十二分な成果は出せたのですが、残念ながら利益面が課題です。私としては収益力を次の3年で上げていきたい。実現するために大事なのはDXのXだと思う。いわゆる「変える」という点です。

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