北村甲介社長

家具やインテリアの企画や販売などを手掛けるリビングハウス(大阪府大阪市)が5月、東京証券取引所が運営する「TOKYO PRO Market」に株式上場した。現在全国に36店のインテリアショップを展開し、全国で工務店との連携を進める同社の北村甲介社長に話を聞いた。
上場で工務店連携を加速
家具販売から「空間×時間」提案へ
未来戦略に基づく
上場
──もともとどのような理由から上場を目指していたのですか。
資金調達や信用力の強化などの理由に加えて、個人としては将来的な会社の継承を考えてのことでした。僕はファミリーとして3代目の社長を継承しましたが、いずれ退く時に4代目が世襲で継ぐことはあまり考えていないんです。上場していれば、その時に内外の優秀な人に社長となってもらうことで、企業が安定経営できる確率は上がりますよね。上場は、成長や会社継続のための一つの通過点。今後、M&Aも考えていまして、先方の社長さんからすれば、相手先の会社が上場していると安心感もあると思いますし、そうした未来の戦略に基づく面もあります。
──人口減少のなかで、住宅マーケットとしては厳しい環境下にあります。そうしたなか、どのような戦略を取られていく予定ですか。
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