1945年10月創業のオフィス家具メーカーオカムラ(神奈川県横浜市)は、ホームファニチャー・在宅ワーク向けの製品提案をしている。在宅勤務需要はまだまだ続く。そのなかで、家具やレイアウトを自分で決定できる自宅だからこそ、こだわりの仕事環境を整えて欲しいと願う、オフィス環境事業本部の中尾優衣氏に最適な空間づくりについて話を聞いた。
働き方の多様化、住宅に仕事空間を
オフィス環境事業本部
マーケティング本部
ワークプレイス製品部
コミュニケーション
ファニチュアチーム
中尾優衣氏
──まずは、ホームファニチャー・在宅ワーク向けの提案を始めた経緯について教えてください。
同社は、オフィス環境事業が大きな割合を占めています。そのなかで、家具メーカーという枠を超えて働き方のソリューション提案も行っております。働き方の多様化しているのを受けて2019年頃にテレワーカー向けの家具を開発しようと動き出したのがきっかけの事業です。当時は、コンパクトな机と折り畳みの椅子とワゴンを展開するVIVANTシリーズの発売に向けて動いておりました。
──発売開始の間近で、コロナウイルス感染症の流行が始まったのですね。
はい。当時、普段は会社で働くが仕事内容や気分によって自宅でも働く、という短時間利用者を想定した商品を展開予定でした。しかし、情勢により在宅勤務の割合がが増加するなど、働き方の選択肢も増えました。

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