ドアーズ、塗装元請け事業を本格化

ニフティライフスタイル（東京都新宿区）の子会社で塗装マッチングサービス「外壁塗装の窓口」を運営するドアーズ（東京都港区）が、新規事業として、塗装の元請事業を本格的に開始した。今後は積極的に全国展開を進め2026年3月までに100店舗を目指す。輿石雅志社長に、事業立ち上げの経緯を聞いた。

地方中心に展開、2026年までに全国100店舗へ

地方顧客と加盟店のミスマッチ解消を

輿石雅志社長

──ポータルサイトを運営する御社が元請け化事業を開始するとは驚きました。

2014年から「外壁塗装の窓口」を展開してきましたが、地方では紹介可能な加盟店が少なく、お客様の要望に柔軟に対応することが難しいのです。店舗数の多い大都市部に比べるとマッチングが成立する割合が低く、地域的な課題でした。プラットフォームとして、最低限お客様の要望に応えられるようにするには、地方都市を中心に元請け化、つまり自分たちが事業主体となることが必要だと考えました。

不良施工を撲滅して業界全体を正常化したいというのも、目的の1つです。抜本的に変えるきっかけを生むには、ある程度の費用や工数といったコストとリスクを取ってもやらないといけないなという判断です。