ペイントライン栃木宇都宮店として塗装事業を手掛ける十文字(栃木県宇都宮市)は営業マニュアル「十文字メソッド」を作り社員に共有することで、契約率40%を誇っている。メソッドは十文字隆裕社長が3年かけて作成したものだ。
塗料の耐久性のエビデンスを開示
費用対効果を示して説明
十文字隆裕社長
ゼロからメソッド作成
──まずは十文字メソッドについて教えてください。
塗装のVCネットワーク「PAINT LINE(ペイントライン)」の塗料をお客様に販売するための、営業マニュアルです。主な内容はアポイント、現地調査、クロージング、商談、検査表などについてです。
──強みは何ですか。
メソッドで一番強いのは、塗料の説明です。塗料の説明をして、エビデンスを開示することが第1章。ペイントラインの塗料は第三者機関から耐久性を認められていて、成分の含有率も開示されています。塗料の良さが伝わった後に、費用対効果の説明をします。例えば、安いからと120万円のシリコンを選ぶと5〜7年でチョーキングし、塗りなおしが必要です。対して、ペイントラインのレガロシリーズは17年間の耐久性があります。これは140〜150万円で塗装可能です。17年間でシリコンを3回塗れば、360万円。初期費用は20〜30万円安くても、トータルコストは高くなります。生涯でかかるメンテナンスコストをシリコン、フッ素、レガロ、ゼニス、無機ハイブリット、チタンガード、ウレアなど素材別に表にして、お客様に見せる。また、日本では過去30年間2%物価上昇が起きていることを考慮すると、将来同じ金額で工事は絶対にできませんという話もします。今この物価のうちに無機チタンで工事をしてしまえば、ラストリフォームで工事は終わりですと案内する。
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