造園の設計、施工、管理を行う小杉造園(東京都世田谷区)。同社はマンションの造園工事を強みに持ち、現在約2000棟の物件管理も実施。売上高は15億円に及ぶ。第35回カナダ・モントリオール大会から技能五輪国際大会へ挑戦を始め、日本で開催された第39回静岡大会では日本選手初の金メダルを受賞。教育が大事だと語る小杉左岐社長に同社の今までの歴史と技能オリンピック金メダル受賞までの経緯を聞いた。
管理物件数は約2000棟
第39回技能五輪国際大会で金メダル受賞の様子
──1673年から農業と植木生産業を兼業していたとのことですが、造園業を開始された理由を教えてください。
小杉文晴副社長 もともとは農業と植木性産業をしていました。造園業の専業となったのは1943年頃からです。それまでは町場の植木屋としてやってきましたが、現社長の左岐がマンション周りの植栽の工事、手入れを始めました。
小杉左岐社長 マンションに特化しようと考えたのは私が20代の頃です。当時、アメリカへ行った際マンションが多く建っていることに気づき、日本もマンションブームがくると考えたのですが、周囲の造園業者はまだあまり手を出していませんでした。そんななか、藤和不動産(現在の三菱地所レジデンス)とご縁があり、マンションの造園工事の実績をどんどん増やしていきました。現在は年50棟ほど工事をさせていただいています。
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