ミサワホームグループ
住まいりんぐ事業本部 沼尻正和ホームイング推進部長

売上高 * 648億円 / 営業人員数 * 1042名 / 営業1人当たりの生産性 * 6218万円/年
新築OB顧客数 * 約60万件 オーナー(OB)受注率(OB顧客全体からのリフォーム受注獲得割合) 約3割
リフォーム開始年 * 1978年
今期は太陽光軸に60万戸のOB提案強化
ミサワホームグループ(東京都新宿区)がリフォーム売上高1000億円突破に向け、順調に数字を伸ばしている。2012年度のリフォーム売り上げは、前年度比10.4%増の648億円を記録。計画値615億円と比較すると、30億円以上の増収だった。今期は670億円達成に向け、太陽光を中心とした提案戦略を進める計画だ。
研修制度を一新
ミサワホームグループのここ5年のリフォーム売り上げ推移を見てみると、前年度比の伸び率は102%~107%と増収はしているものの、一桁台の伸びにとどまっていた。ふた桁の伸びを記録したのは2004年度以来、8期ぶりとなる。
リフォーム売上高・営業人員推移
沼尻正和住まいりんぐ事業本部 ホームイング推進部長は、大きな増収となった理由を「昨年一新した研修の効果が表れてきたのでは」と話す。
同社では、ここ4年間営業1人あたりの生産効率を高めており、2012年度は2009年度と比較すると、1200万円以上アップした。人員数の増加は計画通りに進んでいないが、生産性の向上が売り上げを高める成果に結びついた。
ただ、昨年までは人員のレベルを高める研修制度として体系付いたものがなく、誰にどのような研修を行うかの明確な指針がなかった。そこで研修プログラムを一新。入社初年度の社員、2~3年目の経験別、さらに営業・技術・マネジメントの業種別にそれぞれメニューを用意し、社員がステップアップできる内容とした。

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